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【2020】製造業の生産性向上の方法について解説

もくじ

本記事のテーマ

製造業における生産性向上の方法について詳しく解説していきます。

・生産性とは

生産性とはアウトレット/インプットで表される効率を示す指標である。

製造業の場合はアウトレットに生産数や出荷数、インプットに直接生産に携わった作業者の時間の合計を取ることが多い。

・生産性向上の方法

生産性を向上させるには2つの方法がある。

1.アウトプットを増やす

2.インプットを減らす

通常アウトプット(生産数)は自社で決められるものではなく、顧客の需要によって決まるためコントロールが難しい。社内で生産性向上を行う場合は、インプットの削減がメインになる。つまり同じ生産数を今よりも少ない時間、少ない人員でこなすには、どう改善するかを検討していく。

時間をかけずに最大の生産性向上をもたらす方法は、『なくす』ことである。普段何気なく行っている作業に対し、「これって本当に必要か?」と考えてみることで、無駄な作業を発見し、それ自体をなくしてしまえば大きなコストをかけることなく大きな効果を見込める。まずは毎日の作業を見直してみることが重要である。

生産性向上の際の注意点

生産性向上には注意点が2つある。

1.作業が楽になるだけでは意味がない。

例えば、ある改善を行って、これまで2時間かかっていた作業が1時間でできるようになったとする。生産性の計算式からすると、分母のインプットが減るのだから生産性が上がったように見えるが、実際はどうだろうか。

改善によって浮いた時間もぼーっとしている時間が増えただけでは生産性は上がったとは言えない。改善を積み重ね、その浮いた時間を1人の作業者に集約し、1人分の作業がなくなるところまで到達して、1人削減ができて初めて生産性は向上するのである。従って、改善によって作業が楽になった、で終わることなく改善を積み上げ、何人減らせたかを重視するべきである。

2.削減した作業者は改善業務に入ってもらう。

改善により削減された作業者の行き場で悩むことがある。会社を辞める選択肢は基本的にはないため、どこかの別の場所で働いてもらう必要がある。

その場合は、生産ラインの外で工程改善を行ってもらうのが良いと考えている。生産数が現状から変わらない場合は、日々改善活動を行ってもらう。しかし今後もし生産数が増えた場合にはヘルプとして生産ラインに戻ってもらうなど、臨機応変に対応できる体制をつくっておくことが重要である。

まとめ

いかがだったでしょうか。

生産性向上は今後製造業の必須課題になってきます。

今後の生産性向上活動に少しでも参考になれば幸いです。

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